MENU

脂肪肝とは?症状や原因、正常数値と検査方法を紹介!脂肪肝になるとどうなる?

最近「疲れやすい」「肩こりがひどい」「なんとなく頭がボーッとする」といった症状が出ることはありませんか?
それはひょっとすると、疲れだけでなく肝臓にムダな脂肪がついている脂肪肝になっているのかもしれません。
少し前なら脂肪肝だと、とくに問題ない疾患のように扱われてきましたが、最近では進行すると思わぬ病気の原因になってしまうと言う認識に変わってきています。
こんな注意したい疾患である脂肪肝について、病気の概要や原因、検査方法やどんな検査値が変化すると脂肪肝の危険があるのか等、お伝えしていきましょう。
また、こちらの記事は、管理人が自身で調べ、まとめた内容となっています。
もし間違っている情報がありましたら、お問い合わせフォームにてご一報頂けたら幸いです。

 

このページの目次
  1. 脂肪肝とはどんな病気?
  2.  1-1.脂肪肝の診断で油断しないで!
     1-2.脂肪肝の種類は原因別に2種類ある
     1-3.非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)が実は怖い

  3. 脂肪肝には症状がない!って本当?
  4. 脂肪肝になってしまう原因4選
  5.  3-1.アルコール摂取
     3-2.食べすぎや肥満
     3-3.薬剤の副作用
     3-4.無理なダイエット

  6. 脂肪肝の時にする検査や診断方法とは?
  7. 脂肪肝になったら検査値はどう変化する?
  8. 脂肪肝になってしまった体験談

脂肪肝ってどんな病気?

脂肪肝の診断で油断しないで!

職場の健康診断で
「脂肪肝の疑いと言われた。」
とか
「検査で脂肪肝と言われたけれど結構周りにも同じ人が多いから大丈夫かな」
と安心している方!

 

脂肪肝は言われた当初は、ほとんどの方がショックを受けて注意するかもしれませんが、その後特別な症状もないため、実は自然に忘れてしまいがちな疾患なのです。
でも特別対応をせず放置していると、脂肪肝から肝硬変や肝がんに移行することもありえるのです。
脂肪肝と言われた状態で、正しく病気を理解し病気の程度に合わせて対応していくことがとても大切です。

 

私たちの肝臓には、およそ5%の脂肪が急にエネルギーを必要とする時のために蓄えられています。
ところがこの適切な脂肪が太ることで増加していき、およそ30%を超えた状態になると「脂肪肝」になってしまいます。
脂肪肝になると中性脂肪を中心とした脂肪分が肝臓にはりつき、ご存知のようにフォアグラ状態になっていきます。
この時点での自覚症状は全くなく、人間ドックや検診で異常があると言われて初めてわかることが多いのです。

 

脂肪肝の種類は原因別に2種類ある

脂肪肝は飽食の日本ではとても多い疾患で、男性の3人に1人、女性の5人に1人が脂肪肝であるといわれています。
この脂肪肝は原因によってタイプが分かれています。
アルコールを大量に飲むことによって脂肪が肝臓についてしまう「アルコール性脂肪肝」と、アルコールを飲まないのにもかかわらず、脂肪分の多い食べ物を多く摂取することで脂肪肝になってしまう「非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD=ナッフルディー)があります。

 

両者とも治療をしなかった場合、肝臓はどんどん繊維化していき、硬くて小さくなっていきます。
これがひどくなると肝硬変になってしまいます。
一度肝硬変になって肝臓の組織がやられてしまうと、非常に治りにくく、そのまま肝がんに移行することが多いのが特徴です。

 

非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)が実は怖い

非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD=ナッフルディー)は、アルコールを飲まないのに脂肪肝になるものですが、実はこのタイプが油断してしまうのです。
このナッフルディーの中には、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)という疾患があります。
これはアルコールを摂取しない方で、脂肪肝になった人の肝臓に炎症が起きているというもの。
このタイプになると、肝臓に既に炎症が起きているので、肝がんに進行するのはとても速いそうです。

 

今までは無症状だったのに、急に吐血(血を吐く)して救急車で運ばれてくるということもあるそうですが、こうなると見つかった時には、大抵は既に肝硬変か肝がんを患っていることが多いようです。
このように、たかが脂肪肝だとあなどっていたら、知らぬ間に肝硬変や肝がんに移行していることも多い疾患ですから、初期のころにしっかりと治療しておいた方がよいのです。
医師も生活習慣を治せば、脂肪肝は治るという考えもあるので、なかなか脂肪肝という段階で深刻な忠告はなさらないのかもしれません。
しかし脂肪肝の経過を見ると、とても放置して良いものではないことがわかりますよね。

脂肪肝には症状がない!って本当?

脂肪肝が発見された時ってどんな時でしたでしょうか?
多くは人間ドックや検診、その他としてエコーの画像診断で検査した時にたまたま見つかったといった方がほとんどでしょう。
このように脂肪肝という病気は、初期であれば症状は全くありません。
どうして症状がないのでしょうか?

 

それは脂肪肝がごくごく初期であれば、身体に脂肪がついた状態と同じで、痛くもかゆくもないのが普通だからです。
脂肪がついただけで、炎症がなければ、大抵の人はそのままわからず生活してしまいます。
かろうじて血液検査で、たまたま肝臓の数値を表すデーターが悪ければ、画像診断をすすめられるかもしれませんが、それを断ればもはや脂肪肝を知ることもできません。
そして脂肪肝のまま生活することになります。
ですから血液検査でひっかかった場合は、できるだけ画像診断(エコー)は行っておいた方が良いでしょう。

脂肪肝になってしまう原因4選

ではここで、どうして脂肪肝になってしまうのかを説明していきましょう。
脂肪肝になる原因にはさまざまありますが特に多いもので下記の4つが原因として考えられるのです。

 

1.アルコール摂取

「酒は百薬の長」と言われますが、それはあくまでも適量を飲んだと言う場合です。
脂肪肝で最も多いのが、このアルコール摂取なのです。
アルコール摂取が多いと、肝臓で分解される脂肪や糖分が分解できなくなり、肝臓内に余ってしまい中性脂肪としてつき脂肪肝になります。

 

調査によるとアルコール性脂肪肝になってしまう方は、一日のアルコールの摂取量が60g以上飲んでいることが多いようです。
そして20g以下で脂肪肝になっている時は、非アルコール性脂肪肝と言われます。
また毎日アルコールを、3合以上を5年間以上飲み続けると、アルコール性脂肪肝や肝炎になる条件が整うそうで、さらに5合以上を10年間飲み続けると、アルコール性肝硬変になる条件が整ってしまうそうです。
ですからアルコールを飲んでいる方は、脂肪肝にならないように、一日のアルコール摂取量を20〜25gにできるようにしたいですよね。

 

もっと詳しく述べると、世界の60地域で調査した結果では、「一週間のアルコール摂取量は300g以下」という結果がでたそうです。
これを平均していくと、一日に約40gがでたそうです。
日本人は外国人よりもアルコールの分解が強くないので、これよりは少な目の方がよいでしょう。
ですから一日に25〜30g程度、または25g以下が適量と言えるのかもしれません。
アルコールの量については諸説あるので、一概には言えませんが、だいたいこの程度の量が一日量となります。

 

では脂肪肝を予防できるアルコール摂取量の適量ですが、gで言われてもわからないと思いますので、具体的な量で示しましょう。
一日どれほどのアルコールが目安になるのでしょうか?

 

脂肪肝にならない適量のアルコール量
  • ○ビール 大びん1杯
  • ○缶ビール(350ml缶) 2本程度
  • ○日本酒 250〜330ml程度(1合強から2合弱)
  • ○ワイン グラス(110ml) 2杯強
  • ○ウイスキー シングル一杯(30ml) 3杯
  • ○焼酎(180ml) 1合弱

です。毎晩飲むときの目安にしてください。
この一日量を守っていても、毎日飲んでいると総量が増えていきますから、必ず休肝日を設ける必要があります。
そして一週間の総量が300gより多くならないようにしなくてはいけません。
毎日飲んでいると、肝臓はアルコールを分解するのにフル回転しなくてはいけません。
だから休肝日は総量を少なくするためにも、肝臓のために非常に有効な休息になるのです。

 

2.食べすぎや肥満

アルコールの次に多いのが、食べすぎや肥満になった場合に脂肪肝になるタイプです。
「でも食べすぎと言っても長期食べ過ぎて、太ってしまっている人に限るんでしょう」と思わるかもしれません。
ところが、実際は脂肪分の多い食事を3日続けただけで、脂肪肝になってしまう場合もあるのです。

 

特に普段から酸化した油を食べている場合は、抗酸化作用が非常に落ちていますから、脂肪肝にもなりやすくなります。
脂肪肝には酸化した油や糖質は避けることが非常に大切なのです。
それほど太っていない小太りの方でも、痩せていても、脂肪肝になる可能性は充分にありえます。
日頃からの食事の摂り方や質やバランスには注意して過ごしていきましょう。

 

脂肪分を多く含む食事をずっと続けていると、短期間でも脂肪肝になる危険性があります。
脂肪肝になり放置していると、肝臓は悲鳴を上げて肝臓の細胞を破壊していきます。
すると肝臓に炎症が起きて、NASHに移行してしまいます。
脂肪肝になると肝臓の状態を示す検査値が上昇を示し(γ-GTP)、肝臓の炎症がひどくなって肝細胞が破壊されていくと、次にGOT、GPTが上昇していきます。
ですから血液検査を行って値が上昇していたら、まずはダイエットするようにしましょう。

 

3.薬剤の副作用

脂肪肝になるのは、なにも太っているからだけではありません。
お薬を常用している方にごくまれに、肝臓が脂肪化したり腫瘍をつくったりすることがあるそうです。
そして脂肪肝がひどくなって、NASHを引き起こすこともあります。
薬剤の副作用として脂肪肝や肝障害になっている場合は、全身倦怠、食欲不振、発熱、黄疸、かゆみ、嘔吐、発疹などが症状として現れることがあります。

 

4.無理なダイエット

普通なら脂肪を取らなければ、脂肪肝にならないはずですが、どうしてダイエットで脂肪肝になるのでしょうか?
肝臓はたまっていく中性脂肪を、タンパク質の働きで血液中に流しだしています。
だからタンパク質不足なると、肝臓の中には中性脂肪がいつまでも分解されず残されている状態になるのです。
ダイエット中にはタンパク質を豊富に摂らなくてはいけません。
無理なダイエットをすると、どうしてもタンパク質が不足してしまいますから、脂肪肝になってしまうのです。痩せるためにがんばっていても栄養には注意しましょう。

脂肪肝の時にする検査や診断方法とは?

ではここで脂肪肝を疑う時にする検査をご紹介します。

  • ○触診
  • ○血液検査
  • ○画像診断
  • ○ひどい場合は肝生検

触診

脂肪肝が疑われる場合は、まずは触診をします。
触診では右側のみぞおちのところを触って、肝臓が肥大していないかを調べていきます。

 

血液検査

次に血液検査です。
血液検査では肝臓の状態を示す値が異常値をしめしていないかを確認します。

 

画像診断

血液検査だけでは確かな肝臓の状態がわかりませんから、今度は画像診断を行います。
別名エコー検査という検査です。エコーでは肝臓の状態をリアルタイムに画像としてみることが出来ます。
この時に肝臓が白く光っていた場合は、脂肪肝のことが多いです。

 

肝生検

脂肪肝の度合いがひどい場合は、肝生検を行います。
細いハリを肝臓の中にさして肝細胞を取る検査です。
肝臓が肝硬変や肝がんを起こしていないかを精査する検査です。
しかしこの検査は、刺したところに異常が見られないと、正しい診断ができませんので気軽にはできません。

 

最近では「フィブロスキャン」といって、肝臓の細胞が線維化して固くなっている状態を調べる検査もあります。
これは肝生検とはことなり、痛みなど全くない非浸潤性の検査です。
この検査で肝臓がどの程度繊維化しているかをみることができます。

脂肪肝になったら検査値はどう変化する?

脂肪肝の検査をしたけれど、検査値の読み方がわからないと言う方のために、脂肪肝になったら検査値がどう変化するのか説明していきましょう。

 

脂肪肝の時に変化する検査値は?

脂肪肝になると、GOT、GTP、γ-GTP,コリンエステラーゼ、総コレステロール、ZTT、TTT、中性脂肪が上昇していきます。
そして肝細胞が炎症をおこしているとCRPもあがり、これらの値も非常に大きい数値まであがっていきます。

 

ではここで脂肪肝になると検査データがどの程度の値を示すのか、正常値と合わせてお伝えします。

 

脂肪肝の時の検査値データ

脂肪肝の人の検査値の特徴

検査 正常値 脂肪肝では?
GOT 10〜40IU/I 軽度上昇。過栄養ではGPT>GOT
GPT 5〜35IU/I アルコール性の場合はGOT>GPT
γ-GPT 50IU/I以下 アルコール性では高くなる
コリンエステラーゼ 186〜490IU/ 過栄養で上昇する
総コレステロール 120〜220mg/dl 高くなる
中性脂肪 50〜150mg/dl 高くなる

(引用:http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/minamitouhoku/topnews/201003/topic.htm

 

いずれにしても肝臓の状態を示す検査値が上昇していくのが特徴です。

 

検査値が高いからといって悲観することはありません。
まずは体重を落としましょう。

 

今より体重を3%落とすと、肝臓の脂肪が落ち始めると言われています。
そして5%減少すると、炎症もおさまるそうです。
60kgの体重の人なら、たった1.8kgを減らせば肝臓から脂肪がなくなっていくのです。
また3kgほど減量したら、炎症もなくなります。
さらにひどくなっていたNASHなどでも、10%程度(6kg)減量すれば、繊維化していた状態が改善していくのです。
糖尿病があるとリスクが2倍にあがっていきますから、くれぐれも糖質と脂質は控えるようにしましょう。

脂肪肝になってしまった経験談

脂肪肝は非常に頻度の高い疾患ですから、なぜなってしまうのか、本当に症状が無いのか気になりますよね。
最後に脂肪肝になってしまった方の体験談をご紹介していきましょう。

 

仕事が忙しくバタバタしていたにも関わらず、毎日日本酒を1合ほど飲んでいたら、運動していたのに肝臓に脂肪がついていました。
血液検査した後に、念のためエコー検査をしましたが、薄白くなった肝臓が映っていました。
その後は運動して脂肪を燃焼したら脂肪肝も若干ましになっていきました。
(48歳 女性)

 

γーGTPが200で、医師に脂肪肝があって肝臓が腫れてるって言われています。
ウエストが1mあるんですがエコーで腹水はまだありません。
脂肪肝って医師に言われたんだけど先生は、酒と肉と甘いモノ辞めないと肝機能障害か膵炎か肝硬変になるっておっしゃってました。
まずは減量をがんばらないといけません。
(男性)

 

以前糖尿発覚時、血液検査で脂肪肝だと言われました。
エコーはしておりません。痩せたら血糖値と共に良くなるよ。との事でした。
お酒は飲みませんし、まだ30前後でしたし女性なので脂肪肝にはなりにくいと思っていました。
かなり痩せた後、血液検査をお願いし、肝臓の数値は全て正常値になっています。
(30代前半女性)

さいごに

脂肪肝の原因や検査方法、また体験談などをご紹介しました。
このように、脂肪肝は自覚症状の少ない病気です。
まずはきちんと健康診断を受けて、もし脂肪肝の疑いがあると言われたら、放置せず医師の指示のもとに原因を取り除いていきましょう。

関連ページ

肝臓とはどんな機能?肝臓の働きや役割は?場所や大きさ、構造も紹介
肝臓サプリランキングでは、人気のおすすめ肝臓サプリメント10個を効果や成分、口コミなどを比較しランキングで紹介しています!しじみに含まれる肝臓に良いとされている成分、オルニチンの効果や効能と肝臓の機能や回復改善、脂肪肝についても掲載中です!
肝臓の病気の検査方法とは?どんな数値が出る?数値が悪いとどんな症状?
肝臓サプリランキングでは、人気のおすすめ肝臓サプリメント10個を効果や成分、口コミなどを比較しランキングで紹介しています!しじみに含まれる肝臓に良いとされている成分、オルニチンの効果や効能と肝臓の機能や回復改善、脂肪肝についても掲載中です!
肝臓疲労とは?疲れ・眠気・だるいなどの症状に注意!回復方法と原因紹介
肝臓サプリランキングでは、人気のおすすめ肝臓サプリメント10個を効果や成分、口コミなどを比較しランキングで紹介しています!しじみに含まれる肝臓に良いとされている成分、オルニチンの効果や効能と肝臓の機能や回復改善、脂肪肝についても掲載中です!
脂肪肝の治し方とは?治療法と改善・対策のための運動や食事方法を紹介
肝臓サプリランキングでは、人気のおすすめ肝臓サプリメント10個を効果や成分、口コミなどを比較しランキングで紹介しています!しじみに含まれる肝臓に良いとされている成分、オルニチンの効果や効能と肝臓の機能や回復改善、脂肪肝についても掲載中です!